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  歯の大敵「むし歯」は恐くない
健全な歯をつくる子育てのポイント
月齢別注意点 健康な歯づくりQ&A
 
 
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  フッ素とはどんなもの
フッ素のむし歯予防効果
 
小児の歯科治療  
●歯の大敵「むし歯」は恐くない  
  むし歯は、大切な歯の働きや形をそこなう、一番の大敵です。歯についている細菌が、食べ物のカスにある糖分を養分にして、次第に歯を破壊しながらむし歯は進んでいきます。そこで、むし歯ができるのを防ぐには、
1.強い歯をつくる  
  • 強い歯をつくる
    栄養のバランスのとれた規則的な食事は、お子さんの健康で丈夫な身体をつくり、むし歯に対する抵抗力を高め、歯質のよい強い歯をつくります。
 
2.むし歯菌を減らす
  • むし歯菌を減らす
    歯の表面にすみついている細菌は、300〜400種類もいます。またプラーク(歯垢)には、1mg(湿重量)あたり1億個以上も細菌がいます。このうち、むし歯の原因となる細菌は、糖分を原料にして歯の表面を溶かす強い酸を出します。歯みがきによって、こうした細菌をできるだけ少なくします。
3.甘い食べ物をコントロールする
  • 甘いもののコントロール
    糖分は、むし歯菌の養分になりますから、甘いお菓子やジュースなど、糖分の多いものをできるだけひかえるようにします。
   
●健全な歯をつくる子育てのポイント
  • おなかに赤ちゃんがいるとき
    栄養バランスのよい食事を心がけます。
  • 母乳を中心に育てる
    乳を吸う運動は、かむ運動の基礎になります。できるだけ母乳で育て、人工栄養(粉ミルク)にたよりすぎないことが大切です。
  • 離乳食がとても大切
    栄養バランスのよい食事を心がけます。味付けは薄く、甘いものを与え過ぎないようにします。
  • 乳歯を大切にする
    乳歯は、永久歯が健全で正しい歯並びで生えるためのリード役です。生え変るからと、安心してはいけません。むし歯や歯並びには、普段から注意をします。
  • 2歳過ぎたら指しゃぶりを治す
    2歳過ぎても指しゃぶりが治らないときは、歯並びやあごの形に影響を与えますから、徐々に治していきます。
  • 規則正しい生活習慣を身につける
    早寝早起きの習慣を身につけ、楽しく毎日の食事ができるようにします。
  • 栄養バランスのとれた食事を
    歯のために良い、カルシウムやその他栄養バランスのとれた食事にする。歯ごたえのある食べ物を多くします。
  • おやつは、時間と量を決めて
    おやつは、3回の食事でとりきれない栄養を補います。甘いお菓子やスナック菓子、ジュースや清涼飲料水ばかりにたよらないようにします。
  • よく噛む習慣を身につける
    栄養を全身に送るためのスタートは、食べ物を噛み砕いて飲み込むことから始まります。よく噛むことが、健康な体づくりのスタートです。よく噛むことで、歯は丈夫になり、顎の発達を促します。
  • 歯みがきの習慣を身につける
    歯が生えたら、すぐ歯ブラシに慣れるようにします。また食事のあとは、できるだけ歯を磨くようにしましょう。自分で歯を磨くようになったら、最初はお母さんが仕上げ磨きを手伝います。
 
●月齢別注意点  
乳歯が生えはじめたら  
  生後6ヵ月を過ぎると、乳歯が生えはじめます。このときから歯みがきが必要になります。最初は前歯しか生えていないのでガーゼ等でふく程度でも大丈夫ですが、授乳をしたまま寝かせないことがポイントです。歯みがきが自分である程度できるようになっても、8〜9歳くらいまではうまくみがけないので、汚れをきれいに落とすために、仕上げみがきが必要です。 むし歯のできやすいところ
1歳6ヵ月から3歳まで  
 

この頃になると、上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます。また保健所での1歳6ヵ月健診があります。このとき歯についても生えている歯の数と種類、むし歯や汚れの状態、かみ合わせの状態などをチェックします。この時点でむし歯をもっているお子さんは少ないのですが、3歳児になるとむし歯がとても増えています。この間に特に気をつけてほしいのは、次のような点です。

食生活の注意
甘いお菓子やジュース、清涼飲料水などをだらだらと摂らないようにしましょう。
哺乳びん
もう哺乳びんは、卒業させてください。

むし歯のできやすいところ
ワンポイントアドバイス  
歯科医院で健診と相談を むし歯がないうちに、歯科医に健診を受けましょう。むし歯になってから歯科医院に行くよりも、一本もむし歯がないときから相談し、食生活の改善や歯みがきの指導を受けてください。その他にも、心配なことがあれば、いろいろな相談にのってくれます。  
3歳のころ  
 

3歳になると、3歳児健診があります。歯の健診も歯科医が20本の乳歯が生えそろい、噛み合わせがきちんとできているか、またむし歯になりやすいのか、などをチェックします。3歳児のむし歯の状況をみると、これから先の歯の状況を予測することができます。そうした意味でも、改めて歯の健康や育児の方法を見直すよい機会になります。

歯と育児を見直す
食事の内容と摂り方は適切か、歯のみがき方は正しいか、おやつや飲み物の選び方・与え方は適切か、規則正しい生活習慣が身についているか、親と子の関係はうまくいっているかなど

むし歯のできやすいところ
ワンポイントアドバイス  
ホームドクターをつくる 信頼できる、かかりつけの歯科医をもち、定期的に検診を受けることで、適切な指導を受けたり、わからないことを気軽に相談できます。
6歳のころ  
 

6歳ごろになると、乳歯の奥歯のさらに奥に最初の永久歯が生えてきます。この歯の名前は、「第一大臼歯」で、一番大きく噛む力が最も強い大切な歯です。また6歳ごろに生えるおで「6歳臼歯」とお呼ばれています。6歳臼歯は、最も大切な歯なのに、むし歯になりやすい歯です。それは、次のような理由があるからです。
・奥に生えてくるので、最初は気がつきにくい。
・歯の噛み合せの面の溝が深く、カスがたまりやすい。
・奥に生えるので歯みがきがしにくい。
・生えたての歯は、歯質が未熟なためむし歯になりやすい。

6歳臼歯のむし歯予防

  • 念入りにみがく
    小さめの歯ブラシを横から入れて一本みがきで、噛み合わせの面を特に丁寧に磨きます。またお母さんも仕上げみがきをしっかり手伝ってください。
  • 歯科医に予防してもらう
    まず生え方に合わせて、フッ素を塗ってもらいます。また必要があれば、フッ素入りのセメントを溝にすり込み、汚れるのを防ぎます。完全に生えたあと、セメントをはずし、樹脂をつめるシーラントをしてもらいます。
6歳臼歯
ワンポイントアドバイス  
こんなときは歯科医に相談を
・6歳臼歯がなかなか生えない
・6歳臼歯が痛い
・前歯がななめに生えたり、かみ合わせがおかしい
・永久歯の形や色がおかしい
 
●健康な歯づくりQ&A  
Q1 正しい歯の磨き方は?
  A1 歯みがき 歯みがき
 
歯みがき 歯みがき
歯みがき 歯みがき
その他の器具 歯と歯のすき間ができている場合は、歯間ブラシを、すき間のない場合は、デンタルフロスを使うと効果的です。
Q2 生えはじめの歯はなぜむし歯になりやすいのでしょうか?
  A2 歯は唾液に含まれているカルシウムやリン、フッ素などが表面のエナメル質から溶け込んで、次第に硬くなります。また歯の内部でも変化がおこってきます。ですから、生えはじめたばかりの歯は、未完成な状態なのでむし歯になりやすいのです。
Q3 おやつにはどんなものがよいのでしょうか?
  A3 お子さんの身体と歯の成長を助けるものを選びます。おやつは第4の食事であり、甘いものである必要はなく、軽食などでもOKです。できれば歯につきにくいものにしてください。
Q4 歯ブラシはどんなものを選べばよいのでしょうか?
  A4 お子さんが口の中で歯ブラシを自由に動かしやすい大きさで、使いやすく、力を入れてみがけるよう小さめなサイズで、毛先も短かめなものを選びます。わからなければ、歯科医に相談してください。
Q5 フッ素はどんなはたらきをしますか?
  A5 フッ素には硬くて丈夫な歯をつくるはたらきがあり、むし歯になりにくくします。フッ素を塗る方法や、口をゆすぐ方法、フッ素入り歯みがきを使う方法があります。詳しいことは相談してください。
 
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フッ素で虫歯予防  
●フッ素とはどんなもの  
フッ素説明  

歯を強くする最良な方法 フッ素
フッ素は、塩素やヨウ素などと同じハロゲン族元素の一つです。化合力が非常に強く、身の回りにある土や水、草や木などの植物、いろいろな動物はもちろんのこと、人間の身体にも例外なくフッ素は含まれています。私たちは、毎日食べ物や飲み物からフッ素を身体に取り入れています。フッ素は、人間の身体、特に歯や骨を丈夫にする有益元素です。
1日に必要なフッ素は、成人では1日あたり3〜4mg(0.05mg/kg)とされています。毎日の食べ物や飲み物からとる量では、むし歯を予防するのに必要な量が不足しがちです。そこで、何らかの形でフッ素を補う必要があるのです。

   
●フッ素のむし歯予防効果  
フッ素写真 フッ素を歯に作用させると、歯の表面から取り込まれ、歯の結晶(アパタイト)の一部になります。フッ素を含んだ歯の結晶は普通の歯の結晶よりも丈夫になり、むし歯菌の出す酸に対してより強くなります。ですからフッ素を適切に使うと、歯の表面が強くなり、むし歯になるのを防ぎます。 また、歯のエナメル質のまわりにフッ素があると一度脱灰した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。最近の研究では、この再石灰化促進力の方がむし歯予防効果としては大きいとされています。
 
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